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ハースストーンについての考察ネタなど

人は「自分は平均よりネットリテラシーが高い」と勘違いしやすい~~ゲームコミュニティと誹謗中傷の関連~~

私がメインの活動場所としているハースストーンをはじめ、昨今のゲームの楽しみ方は、ネットを介したコミュニティとのつながりが重要になっています。

 

ここ数日は、ネットでの誹謗中傷に関する話題が非常に広がっています。

これは自分が日常的にかかわるネットゲーム界にも影響していると感じました。

普段、時事的な内容をブログに取り上げることはしないのですが、ネットゲームについてのグログ投稿をしている身として、自分の意見を確立させておいてもよいのかと思い、この記事を書きました。

 


 

あるYouTuberが今回の誹謗中傷に関する一連の出来事に大きく反応していました。

誹謗中傷は犯罪だと……

 

しかし、少し気になるところがありました。

このYouTuber(便宜的にYouTubeのYをとって以下Y氏と呼びます)はビジネス的なコンテンツを主としているのですが、サラリーマンや公務員など特定の働き方をしている人をディスる発言を頻繁にしていました。

また、能力や意識の低いひとを「バカ」と発言する様子もよくみられました。

 

Y氏はいわゆるアンチに相当する人から業務妨害などの嫌がらせを受けることが多いと訴えていました。

このようなY氏が受けている嫌がらせとは程度の差はあるものの、Y氏のこれらの発言も軽微なレベルの誹謗中傷に当たりうるのではないかと思ったのです。

 

Y氏の例以外にも、「別の場所で誹謗中傷していた人が、最近になって『誹謗中傷はよくない』と言っている。自分の行いには無自覚なんだ。」という趣旨のツイートをいくつか見かけました。

 

なぜこのようなことが起こるのでしょうか。

原因となりそうな心理的作用の心当たりがひとつあったので、それを記してみます。

 

「自分は平均よりすぐれている」という勘違い

人には、自分のスキルや判断力について平均より高いと思い込む傾向があると聞きました。

(メンタリストDaiGo氏の著書「超客観力」を参考にしました。)

 

自分は平均よりルックスがよい、平均より判断力がよい、平均よりコミュニケーション能力が高い……という具合にです。

 

これはネットリテラシーにも当てはまるのではないかと考えました。

つまり「自分は平均よりネットリテラシーが高い、だからネットで誹謗中傷などしていない」という心理が働いているのではないかと考えたのです。

 

この思い込みによって自身が加害者になっている事実が埋もれてしまうことで、先の例のような自分が誹謗中傷しているかもしれないことに鈍感な状態になってしまうのではないでしょうか。

 

そして当然ながらこの状況に陥るおそれがあるのは私自身も例外ではないでしょう。

 

ハースストーンのコミュニティではツイッターアカウントの乗り換えはしにくい

冒頭で、ゲーム界はネットでのつながりが重要になっていると記しました。

だからこそハースストーン界でもネットの誹謗中傷は無視できないものです。

ただ、個人的にはハースストーン界はある特殊な事情から、他の界隈よりも誹謗中傷が抑制されているのではと考えています。

 

よく、ツイッターで炎上したアカウントのその後の顛末として、アカウントを消して逃げたというものがあります。

 

ハースストーン界では常識的に遊ぼうとすると、この行為がしづらくなっています。

そのほかの多くのゲームコミュニティでも類似のケースはあると思います。

 

ハースストーンに登録するとバトルタグとよばれるコードがひとりにひとつずつ割り当てられます。

バトルタグは自分で決めるハンドルネームと#記号と4~5桁の数字で構成されています。

 

これは変更したり、ひとりが複数個もつことは通常できません。

理由はふたつ。

ひとつは変更が有料かつ煩雑であること。

もうひとつはハースストーンは事実上課金しないと楽しめないため、二重登録して遊ぼうとかアカウントを作り直して遊ぼうとは、簡単にはならないのです。

(そのたびに決して安くはない料金が発生します) 

 

そして、このバトルタグツイッターのプロフィール欄に記載する風潮があります。

 

そうするとツイッターのアカウント(容易に変更できない)バトルタグ紐づけされます。

 

そこで仮に界隈で問題を起こしたがために、ツイッターのアカウントを作り直そうとしても、バトルタグによって問題を起こした人物であるとわかってしまうのです。

 

新しい方のツイッターアカウントでバトルタグを明かさないという選択は一応できます。

しかし、その場合は、スクリーンショットを貼りづらくなったり、フレンド対戦などの交流ができなくなったりと活動の幅は狭くならざる負えません、

 

通常、ツイート内容ツイッターアカウントはひもづけされているが、ツイッターアカウント結び付けられていません

だから、モラルの低い人は、軽い気持ちで誹謗中傷するのでしょう。

 

しかし、ハースストーン界では、ツイッターアカウントがバトルタグによって紐づけされた状態に近くなっています。

だからツイート、つまり発言内容には自然と注意が向くようになると思うのです。

 

究極的に誹謗中傷をなくすには

先述した、自分は平均よりリテラシーが高いという思い違いは、心理学的に自然なことです。

 

だから、多くの著名人が誹謗中傷は良くないことを主張していますが、そのような精神論では問題は解決しないのではないかと思われます。

(多くの誹謗中傷は、無自覚に行われている可能性が高いから)

 

だからこそ、法的、あるいはシステム的なアプローチが必要です。

 

最も簡単な考え方は、やはり先の例に示した「発言とアカウントと人の全てを結び付ける」ことではないかと思います。

 

現状では、開示請求を行うことで発言した人を特定できるらしいですが、これには多くの時間と手間と費用がかかります。

 

これまでは甘かったアカウントの紐づけが強固になれば、誹謗中傷の抑止力になるとともに、万が一被害を受けたときの対処が簡単になるでしょう。

 

しかし、インターネットは世界規模で展開されているため、あらゆるSNSのあらゆるアカウントで人との紐づけをしようとしたら世界的な枠組みの話になりそうです……

 

そのあたりの技術的課題、法的課題は私には到底論述できるものではありませんので、この先は専門家に任せることにします。

 

取り急ぎ、個人レベルでできることは、先述した人は平均よりすぐれているという勘違いを起こしやすいと知っておくことではないでしょうか。

 

「私は自身のネットリテラシーを実際より高く見積もっているかもしれない」

「誹謗中傷したことがないというのは思い過ごしかもしれない」

と考えることです。