ガラクロンドシャーマンのコアカードに2度目のバランス調整が入りました。
一つのアーキタイプに対するナーフの枚数が多いということで話題になりました。
で、ふとそういえば過去に強すぎてナーフされまくったクラスがあったよなぁ……
と思い出したので、今日はドルイドのナーフの歴史をまとめてみました。
今回はカテゴリごとにまとめたかったので、ナーフの時期・順番は書かれている順のとおりではありませんので、ご了承お願いします。
あと今回の記事を書くにあたり、こちらの記事を参考にさせていただきました。
addicted-d-c-wing.hatenablog.com
=Contents=
ドルイドが強すぎた『凍てつく玉座の騎士団』
マンモス年の夏の拡張「凍てつく玉座の騎士団」はドルイドのクラスカードが異様な強さをもっていました。
今思えば、ドルイドのデッキが環境を席捲しナーフされるという一連の流れの繰り返しはここから始まったようにも思います。


特に強力だったのは究極の浸食と広がりゆく虫害。
究極の浸食は1枚で除去、展開、ドロー、装甲獲得と幅広くカバーできコスパも非常に良いというものでした。ナーフされるだろうという予想を覆し、とうとうスタン落ちまでナーフされなかったカードです。
広がりゆく虫害は、奇数パラディンのような横展開するアグロデッキの天敵ということでよく覚えています。
虫害はリリース早々にマナコストが5から6にナーフされました。(個人的にはマナに対して体力が多すぎる気がしていたのでそちらを調整してほしかったのですが……)
アグロドルイドでは低コスト、高体力の挑発ミニオンであるクリプトロード、蟲のドルイドが活躍しました。さらに大型挑発を一斉に復活させるギミックを持つ挑発ドルイドの切り札ハドロノックスも騎士団のカードでした。
断末魔起動カード「自然への回帰」殿堂入り
断末魔は雄たけびと異なり、自分の好きなタイミングで発動しないというデメリットがあります。だからこそ、死にまねやネクリウムの刃のような断末魔を任意のタイミングで発動させるカードは強力なコンボを実現しやすくします。
(↓こちらは拙著ですが、参考記事)
ドルイドの場合は、自然への回帰がこれに該当します。
状況によっては、敵ミニオンの除去カードとしても使える応用力の高いカードでした。
挑発ドルイドでは、ハドロノックスを召喚したターンに破壊し、挑発ミニオンを全て復活させるという強力な断末魔効果のトリガーとなります。
メックトゥーンドルイドでは、練気と組み合わせてメックトゥーンの断末魔による特殊勝利を実現します。
こちらは、ドラゴン年の幕開けとともに栄誉の殿堂に入りました。
挑発ドルイドはいずれにせよハドロノックスがスタン落ち予定でしたが、メックトゥーンドルイドは自然への回帰の殿堂入りによりスタンダードから退くことを余儀なくされました。
中立カードのナーフに巻き込まれたドルイドデッキ
性悪ドルイド
性悪な召喚師の雄たけび(自分のデッキの呪文を1枚 表示する。その呪文と 同じコストのランダムな ミニオン1体を召喚する。)で高コストのミニオンをコスト踏み倒し召喚するデッキ。
このデッキの主役である性悪な召喚師自身がナーフ対象となりました。
また、直接的な痛手ではありませんが、海賊パッチーズ、ボーンメア、回廊漁り蟲などナーフの過去をもつ中立ミニオンが多く採用されていました。
性悪な召喚師の効果を活かすため、低コストの呪文を採用できないという事情があったため、それを汎用性の高い強力な中立ミニオンで補っていた背景が影響しています。
トークンドルイド
こちらは含み笑う発明家のナーフが印象的でした。
聖なる盾持ちで生存率が高く、強殻のクズ拾いと相性がいいというものでした。
また、トークンドルイドへの直接的な影響は少ないものの、サロナイト鉱山の奴隷もナーフされましたね。
最後のとどめ、マナ加速系カードのナーフ!
ドルイドはマナを作り出すことをクラスのコンセプトにしていると聞いたことがあるような気がしますが、マナ加速カードも調整対象となりました。
練気のナーフは主にマンモス年のアグロドルイドにとって痛手となりました。
繁茂、滋養のナーフは一般にランプドルイドとよばれる、相手より速くマナクリスタルを得て大型ミニオンを召喚するデッキを壊滅させました。



あとがき
全盛期はドルイドとあたるのが嫌でしたね笑
浸食をナーフしなかった意図がちょっとわからないところでした。
自己紹介
ハースストーンのブログ、動画の投稿活動をしています。
最高ランク:レジェンド235位(2019/9/21)
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