あなたはゲームでどれくらいケガをしただろうか……?
冒頭から何言ってんだこいつと思われただろうか……?
自分でもよくわからん。
なにかに挑戦するときに、なにかしらのしくじりをしてしまうことはよくあることでしょう。
そして、それはハースストーンにおいても例外ではないはずです。
よくいわれるのは、ランク1のレジェンドリーチからずるずる連敗してランク5までおちてしまった……というもの。うん……つらい……
そして私自身もハースストーンのレジェンドチャレンジにおいて数多くのしくじりを犯しているので、それを記してみます。
代表的な事件をふたつ記します。
一つ目:愚痴ツイートを連投しすぎてしまい、一部フォロワーから煙たがられる。
これは今更ながら猛省している限りです。
あえて言い訳をさせてもらえるとしたら、私は当時からずっと精神的な疾患をわずらっており、その他もろもろの要因も重なり、ハースストーンへの向き合い方がいつしか歪んでしまったという事情があります。
とはいえ、不特定多数の人に不快な思いをさせてしまったのは事実であるため、謝罪したいところなのですが、当時のフォロワーの多くにはおそらくリムーブ、ミュート、ブロック等の措置をとられているだろうから、それは叶わないことですね。
これからは気をつけます。
そして次の二つ目が自分にとって大きな出来事でした。
二つ目:負けが込んでキレて自分の膝を殴ったら手を捻挫した。
あれは確かコンボプリーストがTier1だったときか……
あの日確か、レジェンドリーチのところから、大連敗でランク3まで落ちました。
後は標題のとおりです……
左手の甲が腫れて、2日くらい手を開いたり閉じたりするのが非常に困難になりました笑
そして数日おいた後に再びランク戦を回したところ、その日は好調で連勝し、難なくレジェンドには行けました。
さすがに数日にわたって日常生活や仕事に支障が出るような事態になったことで、我に返り思ったのです。
「さすがに捻挫はヤベェな」
……と。
そして改めて振り返ってみたとき、自分にはハースストーンで高ランクを目指すにあたって必要なあるものが欠如していると感じました。
マリガンのセンス、カードプールの把握、環境への理解、デッキ構築能力、大局観、細かな暗算能力、記憶力……などなどハースストーンに必要な能力はいろいろありますが、これらの上位に存在する、メタ的な、もっと前提的な才能があるように思うのです。
それはいかなるときでも、ハースストーンを楽しんでできることではないかと思うのです。
ハースストーンは運要素が大きいゲームです。
しかし、長期的にみたときは実力のある人が高い勝率をだしているのも事実です。
これが示すことは、高いランクを目指すのであれば、とにかく試行回数を増やし、ひとつひとつの試合に丁寧に向き合わなければならないということだと思います。(当たり前といえば当たり前?)
負けが込んだ時に冷静さを失うのは当然だめだし、それでやる気を失ってしまうのもよくないです。
また、自分の場合は例えばシーズン終了まであまり日数がないときに、目標としていたランクに到達できそうか微妙になってくると、可能性がそれなりにあるにもかかわらず、やる気を失ってしまうことが多々ありました。
これも振り返って考えるとよくないと思いました。
一時の勝敗に一喜一憂することなく、目の前の試合を純粋に楽しめること。
これを長きにわたって繰り返していければ、より多くの試合から学びを得て実力を伸ばしていけるでしょう。
そして、人より多くの試合を行って、実力通りに確率が収束するまで試行回数を増やせるでしょう。
以上が、ハースストーンの本当の才能は、ハースストーンを楽しめることだろうと考えた理由です。
ハースストーンの才能は、楽しむことである……
なんとなくそれっぽいことを書いたが、一応、最低限の科学的な根拠を述べることはできます。
ここでは参考文献として、精神科医の樺沢紫苑先生の著書「インプット大全」をもとに記してみます。
この本の第69項『楽しむ』によると…
なにかを行ったときに「楽しい」と感じると幸福物質であるドーパミンが分泌され、集中力やモチベーションを高めます。
一方で「つらい」と感じるとコルチゾールが分泌され記憶力を下げます。
ハースストーンに限らないのかもしれないけど、いい結果を出したいときは、楽しんでやることは大切なのですね。
最後に、ハースストーンで捻挫するのってやっぱ異常だよな……と思っていた私の救い(?)となった言葉を記します。
あるフォロワー曰く、eスポーツはスポーツだからケガはつきものであるそうだ。