ハースストーンを始めてから早くも3年くらいたちますが、一度もワイルドフォーマットに触れたことがありませんでした。
昨年秋ごろからワイルドを始めてランク5までプレイしたのが楽しかったので、今回の記事を書きました。
ワイルド未プレイの人へワイルドの話題が広がればと思います。
ワイルドの良さ
良さ1:昔のカードが使える
最大のワイルドの魅了ではないでしょうか。
自分の場合は、ハースストーンを始めたてのころに資産の都合で遊べなかったバーンズ採用のビッグプリーストをワイルドで遊べたのがよかったです。
他にも、ほとんどのアグロデッキで採用されていたパッチーズや、異例の殿堂入りをいた奇数偶数デッキなどなど、ワイルドでのみ遊べる懐かしいカードが多数ありますね。
良さ2:試合時間が短い(アグロデッキが強い)
2020年2月8日時点でスタンダードのTierトップのデッキはHSReplayを参照するとでっか化ドルイド、ハイランダーハンター、ガラクロンドローグなどがあげられそうです。
いずれもアーキタイプ的にはミッドレンジに分類されると個人的には思っています。
HSReplay統計上の試合時間は7~9分ほどかかるようです。
最近のスタンダードは強力なAOE、生命奪取、急襲カードにおされてアグロが短期決戦させるのは、かつてより容易ではなくなった印象があります。
しかし、ワイルドの場合は広いカードプールの中からスタンダードより最適最速な構築が出現するようです。
奇数ローグ、海賊ウォリアー、メカハンター、ハンドバフメカパラディン、秘策メイジなどワイルドのアグロデッキは4~5分という試合時間でTierトップ、勝率トップに来ているデッキが多数ありました。
でっか化ドルイドでの私の平均試合時間は7.5分くらいだったのですが(統計上の全プレイヤー平均は6.5分くらい)、ワイルドで秘策メイジをやったときの平均試合時間は統計と同じ5分くらいでした。
長考癖のある私でも統計と同じ時間で勝てるということで、ワイルドのアグロデッキの強さ、速さ、わかりやすさを感じました。
良さ3:公式サイトのランキングに載りやすい?
人口が少ないことを逆手にとる?
2020年2月8日に公式サイトのランキングを見たところ、この月のアジアサーバーのワイルドランキングは48位までしか記載されていませんでした。
一方スタンダードは200人以上のレジェンド到達者がいたようです。
時期によるかもしれませんし、doordoorが直接確かめたわけではないのですが、スタンダードと比べるとレジェンドに到達した瞬間に、ランキングに載る可能性が高いかなと思いました。
狙いたい人はどうぞ。
doordoorが抱いていたワイルドへの誤解
誤解1:ワイルドは人口が少なく、マッチングが大変
たまにツイッターでみかけますね~。レジェンドランカーがランク二桁台とあたったとか、マッチングに10分くらい待たされたとか。
ただ、私がランク5くらいまでやった感じですと、マッチングの待ち時間はスタンダードと変わりませんでしたし、かけ離れたランクのプレイヤーとのマッチングもありませんでした。
低いランク帯ならマッチングの問題はそこまで発生率は高くないと見受けますので、そのあたりは気楽にやっていいと思いました。
誤解2:ワイルドデッキは高い
ワイルフォーマットはすべてのカードが使えるので、環境トップデッキを組もうとすると自分がハースストーンを始める前のカードもたくさん必要になるのではないかと思った時期がありました。
たしかに一部のワイルドデッキは古いレジェンドカードをたくさん採用していますが、調べてみるとそうでもないデッキもありました。
一例をあげます。
メカハンター
HSReplayで掲載されていた一般的なワイルドのメカハンターのリストです。
採用されているワイルド限定カードはコグマスター、マジウザ・オ・トロン、メカワーパー、メタルトゥース・リーパー、ジーヴス、手動操縦のシュレッダーです。
いずれもコモンかレアなので、これらのワイルドカードをすべて作成しても必要魔素は、700程度です。
スタンダードのメカハンターのリストが組めるようであればワイルドのメカハンターは少ない投資で組めます。
秘策メイジ
HSReplayで掲載されていた一般的なワイルドの秘策メイジのリストです。
採用されているワイルド限定カードはカバールの下っ端、マッドサイエンティスト、メディヴの従者、魔法学者、爆発のルーン、カバールのクリスタルの運び屋です。
これらのワイルドカードをすべて作成したときの必要魔素は720です。
こちらもワイルドカードへの投資は1000までいきません。
誤解3:ワイルドはカードを覚えるのが大変
ワイルドは今までの拡張のすべてのカードが出現します。当然スタンダードより多くのカードが登場し、しかも私がハースストーンを始める前にスタン落ちした古いカードもあります。
ただ、良いことか悪いことかは意見が分かれそうですが、結局ワイルドも一部の強いカード・強いデッキに人気が集中しています。
例えばメイジの秘策はワイルドフォーマットでは、14種類あります。
しかし、ワイルドのTierトップデッキの秘策メイジで採用されている秘策は、
・爆発のルーン
・呪文相殺
・炎の護り
・複製
の4種類のみというリストがほとんどのようでした。
14種類の秘策ケアといわれるといわれると嫌になりそうですが(笑)、結局強くて人気のある秘策は限られているのですね。
ワイルドの強デッキ
ワイルドのデッキをいくつか紹介します。
また、こちら(↓)のサイトでワイルドのデッキがまとめられているので合わせて紹介します。
hearthstonewild.hatenablog.com
ハンドバフメカパラディン
ハンドバフと電設ロボのコスト減がうまくまわると、余裕で3~4ターン目に10/10聖なる盾みたいな手のつけようのないメカミニオンができることもありました。
クエストメックトゥーンウォーロック
ワイルドならではのカードはレノ・ジャクソンが筆頭でしょう。
ハイランダーデッキではありませんが、驚異的なドロー力でデッキの重複カードを引ききって試合後半にハイランダー効果を発揮させます。
偶数シャーマン
有名プレイヤーだとかぬんライダー氏が好んで使っている印象があります。
ワイルドならではのカードは偶数関連以外だとトーテム・ゴーレムや地底よりのものなど。
自己紹介
ハースストーンのブログ、動画の投稿活動をしています。
最高ランク:レジェンド235位(2019/9/21)
https://twitter.com/doordoor_hearth
Youtube(更新停止中)